multiplus

気まぐれに書評とか。

2017-01-01から1年間の記事一覧

「怒り」や「恐怖」は人の意思決定を大きく左右する――『競争社会の歩き方』

最近技術書ばかり読んでいて、なかなかこのブログを読んでくださっている方々の層にあった本が紹介できそうにないです。しかも、昔読んでいた教養系の本を読もうとすると、技術書との言葉の言い回しの違いなどに戸惑ってなかなか読み進められなくなっている…

TopCoder - Problem Statement for Chopsticks を Rust で実装してみる

TopCoder の Problem Statement for Chopstics を Rust で実装した例として載せておきます。いつまでモチベーションが続くかわかりませんが、定期的に問題を問いては載せておこうかと思います。ブログ書くと結構モチベーションになるかもしれませんね。 問題…

今書いている「コード」の理解を一段階深める一冊―『コーディングを支える技術』

型、型というけれど、「型」とは何でしょうか?あるいは、そもそもSystem.out.println(“Hello, World!”);は、どのようにして「Hello, World!」とコンソールに出力するのでしょうか?これらの問いは、普段コードを書いているうちにはとくに何の疑問ももたずに…

今年度はどうしようか、という話

新年度にもなりましたので、ちょっと書評以外の話を書いてみようと思います。(先輩のブログを久々に覗いたら、なんか書いてあって真似しようと思った) 私は新卒でついに「とりあえず3年」の3年目に突入してしまい、一方で自分の思い描いていた3年後と現状…

東芝の決算は1年前から大変なことになっていた?―『一生モノのファイナンス』

本格的に株式の投資をやりたいなあ、と思い始めたので、まずはどこに投資しようかを考えるために少しずつ財務諸表のお勉強をはじめました(いつまで続くことやら)。財務諸表は学生時代に少し勉強したことがあるのですが、正直営業利益とかそのくらいの単語…

自分の才能のなさに絶望したときにぜひ読んで欲しい―アンジェラ・ダックワース『GRIT』

最近自分の「才能のなさ」にとても歯がゆい思いをする機会が多かったのですが、「ちょっと待った」と教えてくれた一冊があります。それが『GRIT』でした。書店で見かけたことのある方も多いかと思います。率直に言って、とりあえず読んでみるに値する本だと…

自分自身の不完全さに向き合ってきたエッセイ―村上春樹『走ることについて語るときに僕の語ること』

またひとつ、村上春樹のエッセイを読んでしまいました。『走ることについて語るときに僕の語ること』。正直ランニングやジョギングにはあまり興味はないですが、小説家とランナーという2つの顔について、村上春樹自身がどう考えているかにはとても興味があっ…

ウィスキー飲みたくなってきた―村上春樹『もし僕らのことばがウィスキーであったなら』

村上春樹の小説はほとんど読んだことがないのですが、エッセイは好きで読んでいる気がします。『職業としての小説家』を読んでから、村上春樹がエッセイを書く時期・短編小説を書く時期・長編小説を書く時期という波をもった作家だと知り、そこからエッセイ…

フロントエンド未経験エンジニアがフロントエンドをちょっといじってみた(1)

普段が忙しすぎてなかなか最新鋭のsomethingを触る機会がないので、お正月ですがコツコツ作ってみました。まだ動くレベルにまではいっていませんが、ひとまず感想を書いておきます(今年のJJUGでアウトプット大事って言ってたし)。 まず、私は普段Javaしか…