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気まぐれに書評とか。

『世界のエリートはなぜ、「この基本」を大事にするのか?』

 

世界のエリートはなぜ、「この基本」を大事にするのか?

世界のエリートはなぜ、「この基本」を大事にするのか?

 

息抜きで読んだ。とても刺激的だった。

本書の著者は、ゴールドマン・サックスマッキンゼー・アンド・カンパニー、ハーバードビジネススクールという3つのいわゆる「エリート」の集まる会社や大学を経験した、異色の経歴をもつ人物だ。

といってもまずそもそもこのブログの読者は、1. グローバルエリートの存在を知っている人、2. そもそも彼らの存在を知らないという人にわかれると思う。本書はどちらかというと1の人に向けて書かれていると感じた。

視座を高めたいと思う人はぜひ読むとすごく刺激になる。私自身、就職先がそのようないわゆるパワーエリートの集まる企業に決まったので、彼らと対等に仕事をさせてもらうためにはこういうマインドが必要なのだ、と非常に勉強になった。実際に、簡単にできそうないくつかの「基本」は、さっそく生活の中に取り入れている。

自己啓発書やハウツー本といえばそこまでなのだが、しかし重要なメッセージがひとつ隠れていると私は睨んでいる。それは、タイトルにもあったとおり、グローバルエリートは基本に忠実なのだ、ということである。基本に忠実に生きることは案外難しい。というより、基本というものは、誰かお偉いさんから教えてもらわないとなかなか学ぶ機会さえない。本書はその貴重な機会を提供してくれたと思う。改めて基本事項の見直しによって自らの地盤を固める必要があると感じた。

私に不足している基本は、とくにメンタル面でのそれである。ストレスをしっかり発散すること。あるいは、ストレスをためすぎないようなスケジューリングを行うこと。こういう基本をまずは守りたい。それから、朝の使い方。自己投資etc…

ほかにもいろんな基本がたくさんあるだろうことは想像に難くない。社会人になる前、そしてなった後も引き続き、そういった基本をしっかりインプットし、それを忠実に守って自分の地盤が揺らぐことのなきよう、努めたいと思った。