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気まぐれに書評とか。

千葉市にムスリム街

毎度毎度、非常に斬新なアイディアをお持ちの熊谷市長だが、また斬新なアイディアをおっしゃったようで、話題になっている。

「千葉にはムスリム(イスラム教徒)街がいい」。千葉市熊谷俊人市長が14日、新たな構想を明らかにした。「横浜の中華街に匹敵するものをと考えてきたが、ムスリム街が一番だ」と語った。

「千葉にムスリム街を」 熊谷市長提言、幕張にはモスク:朝日新聞デジタル

私自身は、これをとてもいいことだと思う。現状として、日本のムスリム受け入れ体制がまだまだ脆弱なのは事実だ。

モスクは日本にもある。馴染みの深い神戸だと、北野の方にイスラム教徒のモスクがある。一度行ったことがあるが、日本にはない感じでとても新鮮だったことを覚えている。男性が入ってはいけない場所に入りかかって、英語で注意されたのを思い出す。

また、近くにあるムスリム向け食品を取り扱った店も、北野に行くたびに利用させていただいている。日本人からすれば新鮮な食品が多く、いつも行くたびに新しい発見をさせられる。

この「新しさ」は人間の感性を刺激すると思う。一度行って以来、その店が好きになった。ちょっとジュースが日本人の口に合わなかったりするのだけど、こんな味の飲み物もあるのだと、再認識させられることが多い。こういうところがもっと増えたらおもしろいな、と純粋に思う。

歴史を見ても、外部の人間や文化と接触のない文化は、発展が遅れるか、もしくは退化している。それは、パプアニューギニアなどを例にとって見ればわかりやすい。だから、外部の文化と接触しやすくし、より日本の文化の発展を促すという意味でも、千葉にイスラム街を誘致することは非常におもしろいアイディアだと思う。

もちろん、今ムスリムの日本への観光者数が急激に増加しつつあるという経済的な要因からくる裏の意図が見えないわけではない。ハラールと呼ばれる、ムスリム向けにつくられた、イスラム法に触れないような食事は、今日本でも注目を浴びているようだ。ハラール市場は今後もどんどん大きくなっていくだろうと思う。

しかし、ムスリムを呼ぼうというインセンティブは、経済性だけではないとも思う。なんだかんだで、ムスリムとふれあいたい、理解したいと思っている日本人は少なくないのではないだろうか。たしかに、9.11テロ以降、イスラム教徒に対するイメージはあまりよろしくない。イメージばかりが先行して、ありもしない幻想をいだいたり、恐怖を抱く日本人も多いように思う。しかし、そんな中で、そういった誤解を解くためにも、この特区はぜひ設置されてほしいと思う。

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