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気まぐれに書評とか。

オンとオフの切替をうまくなるには

必要なところだけで集中力を発揮し、それ以外の場所では集中力を一旦切ることによって集中力持続時間を伸ばす…ということを最近考えているのだけど、なかなかいい解決策が浮かばない。

これはもはや知識ではどうにもならない「体得」のレベルの話であるから、当然理論だけで語るのは無理だと思う。禅の修行を積むことで悟りの境地にいたる感覚と似ているところがある。なにより、明確にその方法を示した論文には一度もお目にかかったことがない。

ただひとつ言えることとして、「集中力」の重要性を案外人は無意識の奥底に閉じ込めてしまって気づいていない。ということは、それに気づいて切り替えようと意識するだけでもかなりの差を生むことができるのではないだろうか。

これからは「意志力」などの文献にあたってみようと思っているのだけれど。「考える力」と「行動」の両輪を上手に回してはじめて効果が出るものだと思う。「意識する」ことを忘れず、そして意識について学ぶことも同時に忘れることなく、日々の生活に取り組んでいこうと思った。

(正直、今日のナレーションは失敗だった。どちらかというと「緊張」よりも「集中力」の限界を感じた瞬間だった。文章を読み上げるには、認識→脳内言語化→音声化の高度なプロセスをたどる必要があり、それには莫大な集中力を要する。)