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気まぐれに書評とか。

「粋な」作法を学ぶ。

社会人になるということもあって、そろそろ「礼儀」とか「粋な振る舞い」を本格的に身につけたいと思うようになる年頃です。こういうものは上司や先輩から教えてもらうのが早いとは思うけれど、できれば自分であらかじめ勉強しておきたい。そう思い、手にと…

日本のデザインがひどいって話

今日発見したNaverまとめの記事。わかる。ものすごいわかる。ただし、韓国との比較は余計だ。これは言わなくてよかった。*1 【画像集】まさに「デザインの死」日本の街中の過剰情報が狂気の域に達していた! - NAVER まとめ 【画像集】まさに「デザインの死…

『はじめての構造主義』

「構造主義」とは何か。構造主義とは、ある現象があったとしてその現象を「全体的」で「有機的」な構造の集合体ととらえ、ほかのモデルを援用しながら現象の解明を目指す手法のことを言います。たぶんそうです。 はじめての構造主義 (講談社現代新書)作者: …

『リーダブルコード』

リーダブルコード ―より良いコードを書くためのシンプルで実践的なテクニック (Theory in practice)作者: Dustin Boswell,Trevor Foucher,須藤功平,角征典出版社/メーカー: オライリージャパン発売日: 2012/06/23メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 68人…

『今こそケインズとシュンペーターに学べ』

いまこそ、ケインズとシュンペーターに学べ―有効需要とイノベーションの経済学作者: 吉川洋出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2009/02/27メディア: 単行本購入: 12人 クリック: 114回この商品を含むブログ (26件) を見る 先日読んだ水野氏の著書を読ん…

『資本主義の終焉と歴史の危機』

資本主義の終焉と歴史の危機 (集英社新書) 作者: 水野和夫 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2014/03/14 メディア: 新書 この商品を含むブログ (30件) を見る 書店に行くといつもランキングの上位の棚に置いてあり、結構売れているらしいということで買って…

『How Google Works』

どうもこんばんは。ずいぶんと空いてしまいましたが、書きます。 『How Google Works』という本を読みました。もちろん、駅でみかけた興味本位からでした。本当に「Googleの仕事術」みたいな感じの本で、Googleの仕事環境を知るには最適の一冊でしたが、私が…

『ビジネスモデル全史』

読了したのは先月なのですが(笑)。そして、若干読み終わっていないページもありますが(笑)、書評をしようと思います。 ビジネスモデル全史 (ディスカヴァー・レボリューションズ) 作者: 三谷宏治 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン 発…

秋が終わる

大学4年の秋が終わる。今年は、天気が木々にとって心地よいものだったのでしょうか、ここ数年で一番よい紅葉の仕方だったのではないかと感じます。そんな色とりどりの木々に誘われて、写真を数枚撮ってしまいました。iPhoneだから、あまり綺麗なものではない…

人間関係で疲れたら、どうしたらいいの? 

書評で「この本はよい本である」と書くのはよくご法度とされますが、今回はそのご法度を破ってみたいと思います。この本はとてもいい本でした。帯の伊坂幸太郎のように涙まではでませんでしたが、日頃疑問に思っていたことや、最近悩んでいたことについて「…

『「欲望」と資本主義』

資本主義とは何なのか。この問いは難しい問いだ。システムの中にいると、往々にしてシステムそのものについての考察をやめてしまうのは人間の性だろう。しかしあえて自分を取り囲むシステムについて考察すると、本質を発見できるのもまた事実である。 私たち…

新自由主義はすたれたが・・・

先日図書館を物色していたら、なかなか興味深い新書を発見したので読んでみました。ページ数も適量で、筆者の文章も非常にうまく、読みやすかったのでおススメ。ただし、経済学を専攻している(いた)人にとってはなじみのある内容であり理解も容易ではあり…

『7つの習慣』第5の習慣

やはり、自分の所作を見直すには『7つの習慣』に立ち返ることですね。僕は、最近は、「何かあったら7つの習慣に戻ろう」が原則となりつつあります。聖書よりわかりやすいな、より現代寄りだな、という理由からなのですが、しかし、読むたびに示唆に富んでい…

フランス革命を学ぶ

「フランス革命」から、世界は様変わりしたといいます。どういう意味かというと、それは2点あって、まずひとつは「国は王家のもの」という考え方から、「国は国民のもの」という原則に切り替わったこと。そしてもうひとつは、それ以前の時代においては「生ま…

ドラッカーの『マネジメント』の肝!=目標設定と事業の成功

ドラッカーの思想の肝は、「目標設定の仕方」と「事業の成功のために必要な要素」を考えることにあるのではないか。そう、『ドラッカーが『マネジメント』で一番伝えたかったこと』という本から学びました。今後、もっと注目されるであろう彼の思想を読み砕…

日本的「ポール・ゴーギャン」―『(日本人)』

橘玲の『(日本人)』という本を読みました。橘玲さん自体はよく文春をはじめとする雑誌に寄稿しているなあというイメージしかもっていなかったが、本書を読んで橘さんの主義主張がよくわかりました。彼はリバタリアンでした。 この本は2012年時点での考察です…

菜根譚にはっとさせられる

ふと『菜根譚』を読んでいたのですが、読んで開いたページに載っていた一文(一箴言?)にはっとさせられたので、記事にして忘れないように。 (『菜根譚』というのは、中国明代末期の古典。) 他人の悪を責めて善に向かわせようとするとき、あまり厳し過ぎ…

生活リズムを整えれば体調は整う

ライフマネジメントの話。 6月からずっと、原因不明の眠気や身体の重さに悩まされていたのですが、最近解消できたのでメモ。 とくに特別なことをしたというわけではなく。単純に、生活リズムの問題でした。 生活リズムの中でも、とくに「起きる時間の問題」…

SNSの扱いに困る日々(完全愚痴)

最近ふと考えていたのですが、SNSの扱いについて、これが結構めんどうくさいなと思うんですね。 というのも、今、SNS増えすぎでしょ。TwitterにFacebookに、Google+に、さらにLINE(これを入れるかどうかは賛否あるかもしれませんが)などなど。 ハッキリ言…

禅語は人としてあるべき姿を教えてくれる――感銘を受けたの3つの禅語

先日、京都でお寺に寄る機会がありまして、お寺のおみやげとして売っていた「仏教のありがたいお言葉」みたいな絵葉書に触発されました。それで、ちょっと最近疎遠だった「禅のことば」を読みたいと思って、図書館で読んでみたんです。 これが、思った以上に…

物事をよく考えない人は、嫌いだ

哲学者中島義道の『私の嫌いな10の人びと』を読みました。「嫌い」というと、日本人には(とくに若い人には)刺激が強すぎるかもしれないです。ただ、実際に読んでみると「いるいる、こういう人」という気持ちにもまたなるでしょう。自分の身の処し方を考え…

プレイヤとマネージャは頭を切り替えなければならない

この前、「団体に入ってよかったことってある?」という質問があって、「ない」と答えてしまったんだけど、よく考えたらあった。僕はあまのじゃくみたいな性格をしているから、一言でまとめきれなければそれは「ない」に等しいものとして「ない」と答えてし…

「定量的に把握せよ」といわれるけれど

定量的に把握せよ、というのはちょっとでもまともな職場で働いたら頻繁に口にする(される)ことかと思われます。どういうことかというと、「あとちょっと」とか「すこし」とか、そういう表現をやめて、「あと○件」「○%オーバー」など、数字を使って具体的…

読書について、いろいろ聞かれることが多いのでまとめてみた

読書について聞かれることがあまりにも多いので、ここに少しまとめておこうと思います。ちなみに、現状月に10冊は最低でも読みますし、年間に直すと100〜150冊位読みます。ジャンルは、ほとんどが学術書です。最近はビジネス書も増えましたが。 まず、僕が読…

ポーターについて、よく理解していますか

『ポーターの「競争の戦略」を使いこなすための23問』を読みました。ポーターの解説本としてはピカイチだと思います。とくに、ポーターを「使いこなす」ことに主眼を置いた本書は、ほかとは文字どおり「差別化」できているといえます。 本書は、ポーターの知…

先週読んだ本

なかなかバタバタしていて書けなかったが、先週は3冊ほど本を読んだのでご紹介します。最近、自分の感受性がすたれているような感じがして、ちょっと文学を読み始めています。 『雲』 『人間とはなにか』 『アンティゴネー』 アリストファネス『雲』 アリス…

現役の経営コンサルから学んだ3つのこと

今日は流通経済大学にお邪魔して、とある授業(勉強会?)に参加してきました。国立の大学に通う自分としては、私立大学のハングリー精神がうらやましかったです。国立はあぐらをかいていますよ。 さて、今日はたくさんお話しをしてもらいました。そのなかか…

日本の労働問題は深刻である―『15歳からの労働組合入門』

15歳からの労働組合入門 作者: 東海林智 出版社/メーカー: 毎日新聞社 発売日: 2013/11/29 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (1件) を見る 日本の労働問題について扱った一冊で、さまざまな立場の人たちが登場し、労働組合を結成して企業と闘う。その…

時代は、左脳から右脳へ―『ハイコンセプトの時代』

ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代 作者: ダニエル・ピンク,大前研一 出版社/メーカー: 三笠書房 発売日: 2006/05/08 メディア: 単行本 購入: 26人 クリック: 194回 この商品を含むブログ (298件) を見る ひさしぶりに刺激的な本を一冊読み…

宮崎あおいが想像以上にカッコいい

宮崎あおい、脱「かわいい」宣言 - YouTube 話題のCMのメイキング映像です。 宮崎あおいがカッコいい。かわいいだけじゃない。 自分の哲学持ってる人って素敵ですね。自分も、こういう人になりたい。